タスク管理が苦手だった私がPapillonを作るまで
木村 優志

私はもともと、タスク管理が苦手でした。自分に合うやり方を探してGTDを学ぶなど、いろいろな方法を試しましたが、なかなかうまくいきませんでした。
方法を知ることと、自分の毎日の中で使えることは、別なのだと思います。そんな試行錯誤が、私にとってノートや手帳への入口になりました。
バレットジャーナルとシステム手帳で学んだこと
GTDのあとにバレットジャーナルを少し試し、ジャーナリングやシステム手帳にも触れました。
バレットジャーナルでは、タスク管理の基礎を学びました。そしてシステム手帳では、管理することそのものの喜びを知りました。この二つを使うようになって、苦手だったタスク管理も以前よりよくなりました。
私にとってノートや手帳は、タスク管理を何とかしたくて手に取った道具でした。やることをどう扱えばよいか悩んで、道具を変えたり、書き方を試したりしていました。続けるうちに、タスクのために始めたノートや手帳そのものを好きになりました。ジャーナリングも試して、書くことへの関心はタスク管理の外へ広がっていきました。
Obsidianで感じた使い始めるまでの手間
紙の手帳と並行して、Obsidianも使うようになりました。Obsidianはとてもよいノートアプリです。自分の使い方に合わせて機能を足し、少しずつ環境を作っていけます。
一方で、たとえばカレンダーを表示したいときには、コミュニティプラグインのCalendarを探して導入する必要があります。使いたい機能のために、何を入れるか自分で調べて選ぶ。その自由さは魅力ですが、誰もがカスタマイズから始めたいわけではないと思いました。
タスク管理の方法をあれこれ試してきた私にとって、この「使い始めるまで」の手間は気になるところでした。ノートを開いて今日のことを書きたいだけの日もあります。
Papillonでは最初から使えるようにする
いま開発しているPapillonには、カレンダーや日次ノート、タスク、ハビットトラッカーなどを最初から入れています。ハビットトラッカーのように、バレットジャーナルを思わせる要素もあります。
カレンダーから日付を選んでノートを開く。今日のタスクを書く。習慣を振り返る。そうしたことを始めるために、先にプラグインを探す必要はありません。
GTDから始まり、バレットジャーナル、システム手帳、Obsidianと試してきた経験は、Papillonの作り方にもつながっています。タスク管理が得意ではなかった私だからこそ、まず使い始められることを大切にしたいと思っています。
以前の自分がPapillonを開いたとき、カレンダーを探すところで立ち止まらず、その日のノートに一行書けるか。そんな目線を忘れずに開発を続けたいです。



